電子工作で最低限注意することをいくつか挙げました。
- ケガをしない
- 十分明るく換気の良い場所で作業する
- 作業が終わったら石けんで手を洗う
- 家電は自分で修理しない
ケガをしない
ケガをしなければ大成功です。
電子部品は金属で尖っている部分が多く、簡単に指に刺さったりします。
作業するモノの電源を切ってから作業をしましょう。修理作業で故障箇所を断定するために通電中に測定する場合があります。その場合も高電圧部分があれば感電に注意しましょう。
通電中はもちろん、電源を切った直後なら高温になっている部品もあります。
ケースの淵の断面も刃のようになってる場合もあり、切ってしまうこともあります。
電源を元から外す(電池は抜く・コンセントは抜く)
電源をOFFにしてから少し待つ(熱を持った部品を冷ます)
十分明るく換気の良い場所で作業する・・・他
手元がよく見えないと危ないです。
はんだこては400℃以上の高温になってます。
はんだ付け作業は気を抜かないで、周囲に注意して作業してください。
はんだ付け直後の部品も高温になってます。触ると火傷します。
はんだは有毒です。一般的なはんだには鉛などの有毒金属が使われています。鉛などの環境汚染物質を使わないはんだもあります。
はんだ付けで出る煙は吸わないようにしてください。
はんだ以外にもあまり体に良くない金属部品や放熱グリスや絶縁オイルなども触っているかもしれません。
作業が終わったら必ず手を石けんで洗ってください。
家電は自分で修理しないで(特に上級者様)
「昔は自分で修理したもんだ。」「インターネットで○○の修理記事を見た。ダイオードとコンデンサーください。」というような方がたまにいらっしゃいますが、家電の修理はやめてください。家電販売店か製造元メーカーへ修理依頼をしてください。そこで修理不可と言われたら買い換えてください。自分で修理の真似事をしても火災事故を起こすだけです。
「高いから自分で治す」「勿体無い」と思われるかもしれませんが、火災は他人の命も巻き込みますので、少し考えてください。
とある部品が壊れてるだけ・・・30円で治した!とかダメ
その部品を変えても根本的には治りません。その部品が壊れたのには原因があります。
重大な不具合が出た場合、その部品が壊れて通電しなくなり火災を起こさないように設計されています。
壊れた部品は安全装置です。